*この話は 「 01 予兆 」の続編になっています。
  一読されてから読むことをお勧め致します。






朝の日ざし








「 ルシウス、悪い冗談はやめっ… 」












羞恥に歪む表情を見下ろして、ルシウスは細く嘲った。
哀願する美しい瞳にうっすらと滲む涙を綺麗に無視して、真っ白な項に唇を寄せる。
ルシウスの吐息が、鎖骨の窪みに触れる位置で囁く。
ゾクン…と震えるしなやかな躰を、再びキツク抱き寄せて、押し退けようと伸ばす細い指を自分の口元に導いた。












「 悪戯を仕掛けたのはお前だろう? 」












掠れた声で甘く低く笑って、の右手から順に一本づつ柔らかく舌を這わせてゆく。
付け根から爪の先までゆっくりと優しく時間を掛けて舐め上げてやれば、は直ぐに表情を変える。
じたばたともがいていた細い足は、ルシウスによって割り開かれ、肌蹴た胸元には緩く結ばれただけの紐が掛けられているだけで。
着崩した部屋着の間から覗く小さな二つの膨らみが、ルシウスの理性を破壊する。












「 や…っ、やぁっ… 」




「 ならば自力で逃げて見せろ 」












意地悪く囁けば、ひとしきり抵抗の止んだの躰に再び力が込められた。
それでもやはり、腕を押さえ込まれているだけあって、大人のルシウスの力に敵う筈も無い。
繰り返される抵抗をさらりとかわしながら、第二ボタンで止っていたカーディガンの戒めを解き放つ。
目覚めたばかりのは、下着を着けていなかった。
張りの有る肌のその中心、真っ白な膨らみが外気に晒された瞬間、は冷たさに息を呑む。












「 つめたっ…っ 」




「 安心しろ、直ぐに熱くしてやる 」












吐息混じりに囁いて、の腕を押え付けたまま、ルシウスはその中心に触れる。
ピクリと震える躰を下に見て、ルシウスは細く哂った。
差し込む陽射しを気にすることも無く、引かれたままのカーテンを染め上げる橙色の灯りさえもには見えては居ない。
固くキツク瞳を閉じたまま睫毛を震わせる。
涙に濡れた頬が、紅く上気する。
それを横目で見下ろしながら、白雪のような肌に映える膨らみの中心を指先で触れてやる。
既に桜色に染まりかけた肌以上に淡い桃色で彩られたその箇所は、ルシウスに触れられるとすぐ様強張った。












「 やぁ…、んっ…っ 」












すすり泣く様な甘い喘ぎが漏れ始めた。
すっかり抵抗の止んだ腕を開放し、空いた右手で緩やかに胸を揉みしだく。
弾力の有る若い肌がぴたりと掌に吸い付き、滑らかな感触が指先から全身に伝わる。
幼い子供が始めて味わう感触を今正に味わっている様な錯覚さえ覚え。












「 気持ちいいだろう? 」






「 やだっ…やぁっ… 」













ぷくりと立ち上ったままの桜色の突起を指先で挟み込んで擦り上げる。
逃げようとする腰を引き寄せ、もう片方の突起に舌を這わせれば、ひっきり無しに嬌声が漏れ。
強請るように唇を求めるの唇を、指でなぞってやる。
僅かに開かれた唇から覗くピンク色の舌が指を舐め上げ。
押し入れるように指を入れてやれば、小さな子供のようにしきりに指に舌を這わせてくる。












「 んっ…ぁっ…ん… 」












抑えきれない甘い声が部屋に響く。
次から次へと襲ってくる甘い余波に押し飲まれながら、自然に開いてしまう自分の躰に嫌気が差す。
圧倒的な力と技量で捻じ伏せられるその屈辱よりも、未知の領域へ踏み込むその好奇心の方がの官能を呼び求め。
徐々に降りてくるルシウスの指がショーツに掛かった時。
は抵抗の色を全く見せては居なかった。












「 厭だ厭だと言いながら、こんなに濡らしているとはな。
 我が妻ながら、はしたない。 」












羞恥に顔に火が走る。
けれどルシウスが揶揄したとおりに、ショーツの中は既に溢れんばかりの蜜で満たされていた。
ショーツの端から指を差し入れてやれば、触れた先から驚くほどの熱が伝わる。
ぐちゅりと卑猥な音を立てながら歓喜に喜ぶその箇所が、ルシウスの指を飲み込もうと伸縮を始めた。
ヒクヒクと震えるその中心を撫でるように愛撫してやれば、震え続けているの躰に更なる快楽が走る。












「 ぁんっ…っ…やっ… 」












厭だ、と言いながらも瞳を涙で濡らし、腰が揺らめく。
巧みなルシウスの指に翻弄されるようにの躰が従順になり。
焦らすように優しく撫でるだけでは物足りないのか、乞う様に差し入れられた指を舌が這う。
その舌を撫ぜる様に犯しながら、ルシウスが嘲う。












「 物足りない、と? 」












耳元で囁くルシウスの声が、甘い疼きに変って全身を支配する。
そのまま滑り落ちるように舌が降りてきて、邪魔そうに塞いでいたショーツを取り去ると、秘所を曝け出させた。
足を割り開くように押し開かれ、全てが晒される恐怖と羞恥に顔が迸る。












「 や…っ、あぁ…っ…ぁっ… 」












制止の声が、甘い声に摩り替わって。
隙を見せないルシウスが、そのままの足を開きながら中心に顔を埋めた。
ヒクヒクと与えられる快楽に震える蕾を見て、満足そうに哂うと、そのまま舌を這わせる。
ねっとりと蜜を絡め取るように舐めてやれば、刹那に腰が震える。
引っ切り無しに蜜を溢れさせるその箇所を指でなぞりながら、ぷっくりと勃ち上がった蕾を唇で挟み込み、甘噛みしてやる。
時折、歯を立てて咬んでやれば、喜ぶ様に腰が揺らめいて。
小さく震える可愛いその蕾に、歯を立て、唇で愛撫し、舌を絡めてやれば、それだけでは果ててしまいそうになる。
けれど、ルシウスはそれを許さない。












「 ルシ…ウスっ…もう、やぁっ… 」












涙混じりに訴える愛しい恋人の願いを無視して、ルシウスは優しく蕾を舐め上げながら、指を差し入れる。
しとどに濡れている其処は、ルシウスの指を綺麗に飲み込んで更に奥へと招き入れた。
チュクっと小さな水音を立てながら擦り上げれば、すぐさまの躰が仰け反る。
膨れ上がった箇所を指で撫で上げ、快楽を待ち望む蕾を吸い上げてやれば、は躰を震わせながら頂点を極め。
掴んだシーツを更に力強く握り締めて、快楽を開放する。












「 きゃぁぁぁぁっんっ 」












戦慄く躰が、快楽を開放する。
白い首が仰け反って、細い躰が撓る。
その瞬間に、ルシウスが有無も言わさずに中心に猛る己を突き入れた。
ぐちゅり、と卑猥な音を立てて飲み込んだけれども、思いのほかにキツイその感覚に、眉間を歪ませる。
想像も付かなかった程の痛みを伴って、ルシウス自身が更なる奥へと入り込んでくる。












「 や…、ルシウスっ…痛いっ…よぉ… 」






「 力を、抜け。 」












涙腺が壊れたように涙が滴り落ちて、止らない。
大きな手が、の髪をそっと撫で。
涙を零す瞳に、指を這わせて拭ってやる。
しゃくり上げるその喉元に口付けて、舐め上げてやれば、ピクンと震えた躰から、徐々に力が抜け落ちて。
ゆるりと動かしてやれば、まるで更なる愛撫を強請るかのように蠢き、ルシウス自身をしっかりと喰んで締め上げるような間隔さえ覚えて。
冷たい指先が、の快楽の蕾にそっと触れられて、再び愛撫する。
痛みの中に生まれる疼きが、段々大きくなって躰全体を包み込む。
苦痛の中に、微かな快楽の火種が灯る。












「 未だ辛いか? 」












優しく問うルシウスに、は首を横に振ることしか出来ずに居た。
それを満足げに見下ろして、冷たく微笑むと、ルシウスは益々濃厚な愛撫をくれた。
そして、の呼吸を計りながらゆっくりと確実に最奥へと潜り込んで来る。
一体どれ程の大きさがあるのか、という程、その進入は中々終わりを見せなかった。
更なる奥を開かれるたび、は鳴き声に似た嬌声を上げ、その苦痛を紛らわすかの様な濃厚な愛撫に、啜り悶える。












「 そのまま力を抜いていろ 」








「 んんっ…っっ…ぁぁんっ… 」












やっと最奥へといき付いたルシウスは、そのままゆっくりと抽挿を繰り返す。
次第に激しくなるその快楽に、は我を忘れて泣き叫び、そして快楽の甘い喘ぎを上げた。
朦朧とする意識の中で、聞いたのは

−愛している−

という言葉だった。












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「 馬鹿バカばか!!!ルシウスのバカ!! 」












意識を取り戻したは、綺麗に躰を拭かれ、バスローブを羽織った状態で布団で瞳を開けた。
ベットの中から薬と水の入ったコップを載せたトレイを持ったルシウスに、鋭い睨みを利かせていて。
サイドボードにそのトレイを乗せると、羽枕を抱えて投げつけようとするを一瞥した。












「 そんな元気があるならば、もう一回等余裕だろう? 」












冷たい瞳が笑う。
振り上げたの腕から羽枕が静かに落とされた。
それを拾い上げ、元の位置に戻してやれば、が大人しく頭を乗せる。
羽織っただけの部屋着を脱ぎ捨てると、ルシウスもベットに入り、を招きよせて。
擦り寄ってくる愛しい恋人の髪を撫でながら、ルシウスは瞳を閉じた。












−愛している−












そう告げた時、既には意識を手放していた。











□ あとがき □
あっはっはっは〜(壊)!!!
何だか物凄い裏になってしまいましたが…これもまた一興、ということでお許しを!!
最近まともな裏を書いていない所為かこんな状況に(汗)
連載で巻き返し、図りたいです!
次回から、連載は展開を見せますので、楽しみにしててくださいねvv





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