One and Once





「 やっ……っ 」






少しばかり冷えた空気の立ち込める部屋の中、朧気に照らし出す室内の灯りが柔らかいものへと変わる。
蜃気楼のように揺らめきながら部屋を漂う光りの方向性が、少しだけ上に崩れた。
肘が触れてしまったスタンドが、ガタン、と小さな音を立てて真横に傾く。
ぐわんと湾曲して当たる光りのその先には、普段は闇に隠れている小いけれど細長い銀細工の施された鏡が立て掛けられている。
立てた音に反応して其方をちらりと見た は、瞬時に顔を背けた。
その仕草に、ルーピンは細く笑う。






「 ふぅん…そうか…、 は乞ういうの好きなんだ… 」






ちらりと横目で光りを浴びた鏡を一瞥したルーピンは、鏡に映る自分を冷たい瞳で見上げた。
腕には愛しい を抱き、髪を撫で上げながら追い詰める自分は確かに己の知っている自分で。
それでも鏡に映る冷たい瞳を持つ己も紛れも無い自分で。
まじまじと自分を見つめる事など無く、これからも無いと思った居たのだ。
近距離に映し出される自分を見つめたのは、どれ位ぶりだろうか。
ちゃんと自分を見てくれる愛しい者をこの腕に抱きながら、ルーピンはそっと に口付けを落とした。






「 んんっ…っ… 」






突然深くなった口付けに、 はルーピンの腕の中でもがく。
息をしようと口を開けば、待っていたかのようにするりとルーピンの舌が滑り込んできて、弄ぶ。
逃げようとする柔らかい舌を追って、優しく撫で上げれば、細い喉奥から甘美な声が震え始め。
キツク掴まれた腕から次第に力が抜け落ちて、小刻みに震え始た。
細い喉に指先を這わせ、紅い華を咲かせる様に吸い上げると、下肢がぴくりと揺れる。
既に何も身に纏っていない下半身はルーピンの腕によって、無残にも広げられ。
羞恥に顔を染める に構う事無く、ルーピンはその躰を堪能する。
細く伸びた脚を優しく撫で上げて、快楽に戦慄くその箇所を右往左往して従順さを植え付ける様にそっと撫で上げた。






「 っ…ぁぁっ…んっ… 」






ルーピンの細い指が の紅い果実に触れた時、 は躰を竦ませてしがみ付く。
ルーピンによって育て上げられた躰は、ルーピンの思うとおりに素直に反応を返してくる。
ぷくりと勃起ち上がったソコは、ルーピンが微かに触れるだけでも快楽を拾っているかのように小さく震えては甘い蜜を滴らせる。
留まる事を知らずに溢れ出るその甘い蜜を指に掬い上げたルーピンは、そのまま愛撫を待ち侘びる桃色の果実に塗付ける様な仕草を繰り返す。
甘く切ない吐息を零す のその唇に一つ口づけを落としてから、ぐいっと蜜の湧き出でる泉に指を突き入れる。
ビクン、と躰を一瞬震わせた だったけれど、焦らす様に慣らされた行為のお陰で、痛みも無くするりと指を受け入れた。
くちっと卑猥な音を立てて弄りながら、ルーピンは紅く上気した耳元で甘い誘惑の言葉を投げる。






…こっちを観てご覧? 」






甘く微笑んだルーピンは促すように の顔を真後ろに向ける。
其処には、柔らかい灯りに照らし上げられた鏡が月夜の光りも借りて傍にあるものを綺麗に映し出していて。
ベットでルーピンに抱かれながらはしたなく脚を開く の痴態も紛れ無く如実に映し上げていた。
月夜の光りと、強くないスタンドの明かりだけとは言え、暗闇に慣れた瞳には、強すぎる。
鏡越しに映し出される自分の姿と、妖しげに端正な笑みを浮かべて を見つめ続けるルーピンに羞恥が躰を走り抜ける。






「 やだっ…ルーピンせんせっ…っ 」






直視できずに瞳を背けて乱れた衣服の中に顔を埋める。
鏡を通して観た自分は、酷く卑猥で。
ルーピンに拠って無理やり広げられた両足の間からは、まるで媚びるかのように蜜が溢れ出し、挿し入れられた指を飲み込んでいる。
それでも足りないと言わんばかりにヒクつくソコを宥める様に指を上下させるルーピンの指が酷く厭らしくて。
堪らずに顔を背けるけれど、ルーピンがそれを許さない。






「 嫌なの…? 折角可愛く写っているのに。 」






楽しそうに微笑んで、ルーピンはぐいっと最奥に指を突き上げる。
一気に駆け抜ける快感が脳を振動させて、ビクンと躰を震わせた。
下肢が震え、甘い声は消える事は無い。
閉じようとする細い脚を無理やり開かせる様に力を入れると、もう片方の指でふっくらと充血した蕾を弄る。
細い項に噛み付くように歯を立ててやると、挿し入れた指がキツク締め上げられた。
頑なに見ようとしない に苦笑して、ルーピンは体勢を少し右にずらしてやる。
ルーピンと言う遮られる物が無くなって、 が瞳を開けば其処には鏡に写った自分の痴態。
瞳を背けたくても背けられずに、ルーピンの服にしがみ付きながら更なる快楽を乞う。






「 あぁん、…やぁっ… 」






指を伝って零れ落ちる蜜が、シーツに染みを作り上げる。
留まる事を知らない快楽が の躰を支配して、自我を喪失させた。
知らず知らずの無意識の内にルーピンからの愛撫を強請る様に腰を浮かせて、濡れた瞳で見上げる
幼い躰から甘い薫りが立ち込めて、ルーピンの煩悩を擽り。
微小に震え続ける躰にキスを落としながら、最奥で震え続ける膨れ上がった箇所を指の腹で撫で上げる。






「 ああんっ…っ……ぁぁんっ…… 」






絶えず押し寄せる快感に身を委ね、愛撫を強請る。
もっと深く指を飲み込もうとする仕草にルーピンは溜息に似た吐息混じりで囁いてやる。
耳朶をゆっくりと舐め上げ、挟み込むように歯を立てる。
微小な痛みを与えれば与えただけそれを快楽に変える の躰。
この躰を早く味わいたいと、欲求が脳を支配し始める。






…気持ちいいのかい? 」






既に喘ぐ事しか出来ない は、肩を大きく上下させて首を立てに振るばかりで。
その間も、ルーピンの指は の秘所を弄び続ける。
ぷくりと膨れ上がった箇所を重点的に攻めてやれば、 の躰は歓喜に震え、耳から聞こえるルーピンの甘い声に躰は快楽を求めてルーピンを誘う。
我慢できないと言わんばかりに濡れた瞳で見上げる は、自分を追い上げるルーピンの指に指を絡めて、キスを強請る。
快楽から逃れるように舌を絡めることで気を紛らわせようとするけれど、それは逆に自分を追い上げるだけにしか為らず。
拙い仕草で舌を絡める に、度を越える巧さで絡め返してやる。
怯えた様に逃げる舌を更に追い駆けるて甘く撫で上げてやれば、洩れる嬌声は喘ぎばかりで。
指じゃ足りないと伝える に、ルーピンは細く苦笑した。






「 仕方の無い子だね。 」






揺れる細い腰を掴んで、ルーピンはぐいっと自身を突き入れる。
囁いた甘い声は、更なる甘美を伴って の脳に届く。
絶えず波打つ快楽に、 は意識を手放しかける。






「 そう…、イイ子だ… 」






首に腕を回してしがみ付く の髪をそっと撫でて。
の口から洩れる甘い嬌声とルーピンから放たれる甘い声色は当分消える事は無い。
長い夜は始まったばかりなのだから。





■ あとがき ■


44444hitリクエスト しゅうや様へ捧げますv
リクエスト内容は…

 ・ 真っ黒ルーピン先生で裏。

ごめんなさい…!すみません、申し訳ないです(泣)
ルーピン先生の裏夢…かなりキツイ(笑)
ルシウスとスネイプの裏に慣れすぎているからでしょうか…書き難いことこの上なし!!
ルシウスやスネイプのほうが…こう、鬼畜さがでるのは何故でしょう(汗)
それでも、しゅうやさんのリクエストなので、ルーピン先生で頑張ってみました。
これから更なる精進をしなくては!!
次はもっと鬼畜なルーピンが書けるように善処しますねvv

何が書きたかったって…やはり王道鏡羞恥プレイですよ(死)
これだけはしゅうやさんのリクに沿ってます(笑)


それでは、リクエスト有難うございましたvv



++++ この作品はしゅうや様のみお持ち帰り可能です ++++





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